« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2007年1月

2007年1月29日 (月)

駅と鉄道の改造計画

先日、中央駅の塔の上に登った話を書きましたが、今日はその塔の中がどうなっているかご紹介します。

Benz_5 塔の高さは9階建てで最上階はカフェになっていますが、そこから下の階はStuttgart駅と周辺の鉄道の大改造計画を説明する展示室になっています。エレベーターで9階まで一気に登ったあと、狭い螺旋階段で屋上へ上りまずは360度の景色を堪能。駅全体も見渡せます。

2007 中距離、長距離の電車が発着するプラットフォームが16番線まであります。これも以前書きましたが全て行き止まりになっています。つまりStuttgartに入ってきた電車は後ろ向きに出発するということになります。情緒はありますが非効率ですよね。

1925 さて塔の中の展示室ですが、Stuttgartの駅の歴史も紹介されています。この写真は1925年に最初に出来た中央駅の駅舎の写真です。その後、第二次世界大戦で完全に破壊され、戦後復興されたそうですが、写真で見る限り今の新しい駅舎は昔のままそっくりに作り直したようです。

ちなみに、イギリスで汽車が始めて走ったのが1825年、ドイツではニュールンベルグで1835年に初めて汽車が走ったそうです。Stuttgartで初めて鉄道が開通したのは1845年とのこと、明治になって開通した日本より30年近く早いんですね。

2013 この塔の中の展示スペースでは中央駅の大改造計画が写真や模型を使って説明されています。現在の終着駅式から普通の駅のような通過型のプラットフォームにし、しかもすべてを地下に作る計画です。それと共に周辺の線路の流れを変えて空港近くに建設中のメッセ会場を通るように変更するそうです。

Photo_220 しかし、この計画なかなか進んでいません。6年ほど前にもこの同じ場所に来たことがあるのですが、そのときは2008年に完成する計画と説明されていましたが、今は2013年完成の予定だそうです。

というのもこの改造には多額の費用が掛かり環境への心配も指摘されて議会の中でいまだに議論が続いているのだそうです。

戦争で壊された駅舎も元のように作り直すほどに伝統を大切にし古いものを愛する気持ちと、新しい時代に即した利便性と新しい技術による機能性を求める気持ち、それと引き換えとなる経済的負担、そして環境への配慮。それらは今のドイツが抱えている問題に対する矛盾する苦悩をそのまま表しているような気がします。

さあドイツの人たちは未来に向かってどんな結論を出すのでしょうか。少し楽しみですね。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここがホームグラウンドです。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々なブログがあるもんですね。

***プライベートな蛇足***

中央駅には出迎え・見送り・出張にと行く機会が多くありますので何となく愛着が湧いて来ています。それにStuttgartの中央駅には東京の上野駅のような哀愁を帯びた雰囲気を感じるからかもしれませんね。空港がテレサテンならば中央駅は井沢八郎です。。。古い! これが分からない方は → (音が出ますのでボリューム注意)http://www5.ocn.ne.jp/~ys2001/page3-aauenoeki.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冬の季節到来

暖冬の今年ですが、やっと本格的な冬が訪れました。

Photo_221 チョット古い話ですが1月の24日でした。前の日の夜から降り始めた雪が朝になったら20Cm以上積もっていました。去年の11月頃にちらほらと雪が舞ったことがあっただけで、今シーズン初めてと言ってもいいほどの本格的な雪です。

Photo_222 この地方はそれほど雪が多いわけではなく毎年数回程度でしょうか。それも数Cm程度。今回のように20Cmも積もると年に一度の大雪、という感じですね。ちなみに南ドイツでもミュンヘンの方が気温も低く雪は多いようです。色々と比較されることも多いのですが、気候的にはStuttgartの方が良いと思います。

日本では少しの雪が降っただけでも交通は大混乱になることがありますよね。特に車は大渋滞で坂道には登れなくなった車が放置されそれによりさらに渋滞し、、、と雪に弱い感じがします。だけど、ドイツはみんな平気みたいなんです。

車はベンツもBMWもFR車ですから雪には弱いと思うのですが、みんなスイスイ走っている感じがします。特にStuttgartは坂道が多いのに混乱はほとんどありません。もっとも雪が降るとバスや電車で通勤する人が多く運転に自信のある人だけが車で出かけるのかも知れません。

Photo_223 それと、除雪の仕組みがしっかりしていると感じます。今回の雪は突然の大雪だったので翌朝は道路にも雪は多く残っていましたが、翌日はこの写真のように綺麗に除雪されてます。雪が降り始めると除雪車がフル回転で、夜に降った雪も翌朝には綺麗になっていることがほとんどです。

Photo_224 こんな除雪車があちこち走り回っていますので、お役所もかなりの予算を除雪に投入しているのだと思います。

こういう社会インフラがしっかり整備されているところを見るとやはり南ドイツのハイクオリティライフだな、と思うのです。

しかし、今回の雪で高速道路は大変な渋滞でした。20Km、30Km、50kmとあちこちで渋滞しているとラジオの交通情報で言っていました。私も会社からうちへ帰るのに高速道路のインターチェンジのところを通っていくのですが、ほんの500mほどの距離に30分も掛かってしまいました。ニュースではその夜の渋滞が解消するのは夜の10時過ぎになるだろうと言っていました。渋滞で止まっていると緊急自動車が後ろから車の間をすり抜けてきたのですが、ゆっくり走りながら渋滞で止まっている車の人たちに「水は必要ないか」と声を掛けていました。こういうところも社会システムが良く出来ていると感心させられます。

自然には逆らえませんが、その自然の中で快適に暮らせるような社会システムとしての工夫がたくさんされている南ドイツです。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここがホームグラウンド。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←ブログも色々ありますね。

+++プライベートな蛇足+++

しばらくぶりの更新となりました。その間も多くの方に来訪していただき恐縮しています。書き残しておきたいことはたくさんあるのですが時間と気持ちの余裕がなければなかなか書き進められません。毎日ブログを書く余裕を持てるようになるのが私のハイクオリティライフかも知れません。これからもなるべく毎日更新して行きますので時々覗きに来てくださいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月18日 (木)

日本と比べるハイクオリティライフ

しばらくご無沙汰しました。実は、年が明けてから日本へ里帰りしていたものでブログの更新が滞りました。

Photo_217 日本へ帰るたびにどこか落ち着かない気持ちになります。それもドイツでの暮らしが長くなればなるほどその気持ちは強くなっていくようです。

特に都会を歩いていると、どうして日本の人はこんなにもせかせかしているんだろうと思います。何か見えざるものに背中を押されているかのように早足でわき見もせずに歩き、しかしすれ違う人とぶつからないように前を注意して見つめ、そして周りの人との関わりを避けるかのように視線を合わすこともなくうつむき加減に去っていきます。

交差点の横断歩道を渡っていたら左折してくる軽トラックが横断歩道の手前で止まり、歩く人が通り過ぎるのを待て居ました。私が一番最後を歩いていたのですが、軽トラックを運転している人が私に向かって「早くしろ!」と怒鳴り声をあげました。歩行者信号はそのときでも青のままなのに。

Photo_218 東京で中央線に乗っていました。土曜日の午後、車内はそれほど混んでなく私はシートに座り本を読んでいました。すると突然、「いい加減にしろよ」と大きな声がして向かい側に座る学生風の若い男の人が立ち上がり、彼の隣に座っていた中年の男の人の足を蹴ったのです。一体何があったのか全く分かりません。若い人はそのままつり革につかまり立っていて、蹴られた中年の男の人も横を向いてふてくされたような顔をして座っています。お互い知り合いではないようです。乗り合わせた人たちも一瞬何だろう、と驚いた様子でしたが次の瞬間はもう関心がないかのように視線すら向けていません。

Photo_219 別の日、とある講演会へ行きました。大きな会場で数百人は集まっているようでした。参加している人はほとんどが一人で来ているのかまったく会話が聞こえません。休憩時間にロビーへ出てみましたが、ほとんど声もなくただロビーで座っているのです。少なくとも同じ目的で講演会に来ている人たちですから何らかの話が始まっても良いのではないかと思えますが、他人との接触を避けているように自分の殻の中に閉じこもっている人たちばかりのようでした。

一体、日本はどうなってしまったんでしょうか。どうしてこんな風に変わってしまったんでしょうか。それとも変わってしまったのは私のほうなのでしょうか。

ドイツに暮らしていることで、せかせか歩くこともなく、周囲の人と普通に挨拶ができ、他人に対して感情をむき出しにすることもなく、知らない人とも話をすることが出来るのが当たり前だと思っているのです。でも、それは日本では当たり前ではなくなっているのですね。

日本に居て都会を歩くことに疲れてきてしまいました。少なくともドイツではそのような気持ちになることはなく、もっとゆったりとした気持ちで暮らすことが出来ます。そういった精神的なゆとりとか豊かさが南ドイツのハイクオリティライフなんだなと改めて感じました。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々なブログがあります。見てみてください。

***プライベートな蛇足***

年齢不詳の在独十年ですが、娘が成人式を迎えました。日本へ帰ったのもそのためです。日本も変わり、人も変わり、そして自分の娘もいつの間にか大人になってしまっているんだなと感無量でした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年1月12日 (金)

ドイツ駐車場事情

ドイツもかなり車社会ですが駐車に関しては日本とはずいぶん違うことがあります。

Photo_204 日本から来る人が驚くのは路上駐車の多さですね。一般的に見て日本よりは道路は広いのですが、びっしりと路上駐車しているので道が狭くなってます。中には道の両側に車が止まっていてすれ違うことすら難しいようなところもあります。

Photo_205 しかし、この路上駐車もほとんどは違法駐車じゃありません。道路に白線が引かれていてその枠の中であれば駐車OKなのです。そういう目で見るとドイツの方が決まりをきちんと守っていて違法駐車は日本より少ないような気がします。

路上駐車が多い要因の一つはアパートなどに暮らす人に十分な駐車場が確保されていないからだと思います。特に町の中心部のアパートには駐車場が無いところが多く、そういうところの人は路上駐車するしかありません。狭い道路も駐車スペースにしてしまうのはそういう住民の要望があるからなんだろうと思っています。

ドイツでは日本のような車庫証明というような制度は無いので駐車場が無くとも誰でも車を買うことが出来ます。なので月極めの駐車場というのもほとんどありません。路上に停められるので契約駐車場という商売が成り立たないんでしょうね。

Photo_208 この路上駐車も近隣に住む住人だけが停めることが出来る場所と、誰でも停めることが出来る場所があります。ただし、誰でも停めることが出来る場所では駐車料金を払わなければなりません。

写真のような駐車券の販売機が道端にあり、これにお金を入れて駐車券を買います。投入するお金の額によって駐車できる時間が決まり、駐車券には駐車することができる時間が印刷されて出てきます。

Photo_215 この駐車券を外から見えるようにダッシュボードの上において置けば駐車違反を取られることはありません。なかなか合理的なシステムだと思います。ちなみに駐車料金は1時間で1ユーロ程度、最初の30分は無料というところもあります。場所によっては日本と同じようなパ-キングメーターもあります。

Photo_216 駐車違反を取られたとすると反則金が15ユーロぐらいですから路上観察をしていると駐車券を置いておかないドライバーの人も多く居るようです。どちらが得か、運しだいということでしょうか。

この路上駐車の仕組み、社会システムとしてとってもよく出来ていると思います。路上駐車が多いとは言っても限りある道路というスペースを通行する車と停まる車が見事に共存しているように見えます。これもドイツ的な合理性なのでしょう。

ただ、日本人には一つ大きな問題があります。それは縦列駐車がうまくないと車が停められないのです。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

***プライベートな蛇足***

狭いスペースに一発できれいに縦列駐車が決まると、ヤッタという満足感を感じます。しかしドイツの人は本当に縦列駐車がうまい。何が違うのか、10年経っても分からない永遠のテーマです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月10日 (水)

ドイツの洗濯

ドイツの洗濯機は日本のものとはちょっと違うので今日は洗濯のお話し。

Photo_199 一番の違いはドイツのものはドラム式で横方向に回転することです。日本でも最近はドラム式で斜めになっているものが出てきていますが、ドイツは昔からドラム式でしかも横置きなんです。横置きとか横方向の回転と言うと分かりづらいかも知れませんが、お茶缶に洗濯物を入れてコロコロと転がすようなものです。回転によって洗濯物が上に持ちあげられるけど上にあがったところで下に落ちる、という動きをします。日本ではコインランドリーの大型乾燥機が同じような動きをしますね。

Photo_200 通常、一回の洗濯に2時間はかかりますが完全に全自動。実に丁寧に回転したり止まったり逆に回ったりと何度も何度も繰り返し洗います。そしてその間、ドアを開けることもできません。コンセントを抜いてもドアは開かず、途中であけたいときはスイッチを切って暫く待たなければいけません。一体洗濯機の中で何をやっているのか不思議です。

Photo_201 時間が掛かるひとつの理由は温度設定です。洗う水の温度を調節できるのです。というか水道の水を洗濯機の中で温めてから使っているのです。温度は最高90度まで設定できるのが普通のようです。90度といえば洗濯というより煮ている感じですよね。その理由は洗濯物を外に干さないので日光消毒ができず、その代りに煮沸消毒をするためとか聞いたことがあります。

Photo_202 屋外に干さないのは外からの見た目が良くないからでしょうかね、ほとんど見たことがありませんし、外に干していてドイツの人に注意されたという話しも聞いたことがあります。イタリアなどではアパートの窓に干しているのが普通のようですし、道路を挟んで向かいの建物との間に洗濯物を干している場面も映画にありましたよね。

最近、日本のハイテク機は洗乾機といって、一台で乾燥までしてしまうものがありますがドイツにはまだ無いようです。乾燥機はありますがそれほど普及はしていないようですね。空気が乾いていて梅雨も無いので必要性が薄いのかもしれません。

Photo_203 外に干さない代わりに洗濯物は大抵アパートの地下にある専用の部屋に干します。地下といっても上の方に小さな窓がある場合が多く、半地下ですね。そこは共有スペースになっていてアパートの住人であれば誰でも使えるようになっていますので、土曜日などは洗濯物で一杯です。女性の下着なども干してあったりして、その大胆さには驚いてしまいます。地下とはいえ元々空気が乾燥していますから外に干さなくても一晩でカラっと乾きます。

ドイツの洗濯で一番問題なのは水ですね。日本と違って硬水なので洗濯を重ねていると白物が灰色がかってきてしまいます。下ろしたてのシャツもすぐにくすんだ感じになり、柔軟剤を入れていてもごわごわした肌触りになってしまいます。洗剤の中に硬水の素であるカルキを除去する成分が入っているものもありますし、漂白剤のようなものもあるのですが日本と比べると白さが違う、というところでしょうか。

かつてとあるドイツの電機メーカーが洗濯機の開発に投資をしすぎて経営が傾いたという話を聴いたことがあります。十数年前に初めてドイツの洗濯機を使ったときはその素晴らしさに驚いたものですが、今や日本の方がハイテク洗濯機になっていてドイツの洗濯機の優位性はないように感じます。あえて言えばドイツの洗濯機は質実剛健というところでしょうか。あるいは一つのことを深く追求し、その道を極めようとする保守的な職人気質的性格そのものが洗濯機にも現れているように思えます。

文化の違いが工業製品にも現れる、そんな良い例のような気がします。ドイツの暮らしにはやはりドイツの洗濯機が良いのかもしれませんね。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

**+プライベートな蛇足+**

単身赴任なもので話題もついつい生活染みたものになりがち。ご容赦ください。ところで、日本のハイテク洗濯機はドイツでは売っていないようです。やはりドイツはドイツ、コンサバなのかもしれません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年1月 8日 (月)

レトロなケーブルカー

坂の街、Stuttgartにはケーブルカーがあります。

Photo_189 街の中心から少し西よりのところに小さな駅があり、そこから丘の上まで登るケーブルカーが出ています。木製の車両が一両だけのそのケーブルカーは見るからにとてもレトロです。駅も上の駅と下の駅の二つだけ、その間を登ったり降りたりしています。

Photo_194 このケーブルカーが作られたのは1929年ということですのでもう80年近く前です。ご存知のようにStuttgartは盆地のような町。周りを小高い丘に囲まれている地形なのですが、この古いケーブルカーは標高差86m、距離560mを約5分かけてゆっくり登って行きます。

Photo_195 ケーブルカーには運転手も車掌もおらず無人です。乗客は自動販売機で切符を買い勝手に乗り込みます。ケーブルカーの運転は上の駅に係りの人が一人だけいて操作をしているようでした。街の景色に溶け込めないほど古くなってしまったケーブルカーは、少しでも目立たないように振舞うかの如く何の前触れも無くゆっくりと静かに動き出します。

Photo_196 ケーブルカーの着くところはWaldfriedhof という森の中で、ここにはたくさんのお墓があります。ケーブルカーの乗客は年を取った人ばかりでしたからお墓参りに行くのでしょうか。駅を降りたところにお花屋さんもありました。

Photo_197 墓地も少し覗かせてもらいましたが森の中のお墓らしく、ひっそりと眠っていると言う感じです。広大な森に広がる墓地には有名な人も多く眠っているようで、どこのお墓があるか案内する地図もありました。

Photo_198 坂の街 Stuttgartに暮らした人が街を見下ろす丘の上でひっそりと眠っていて、そこを訪れる人も昔に戻ったかのようなレトロなケーブルカーで丘を登ってくる。人影のまばらな静かな森を進むとまるで時間が止まったかのような錯覚を覚えました。

過去のこと、今のこと、そして未来のことを一人静かに思うことができる場所のような気がしました。レトロなケーブルカーはそんな異次元空間へ連れて行ってくれるのかもしれません。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

++*プライベートな蛇足*++

あちこちのブログランキングへ登録したら見に来てくださる方の数がずいぶん増えました。次第に書き手の責任というようなものを感じ始めてきて、しっかり書かなければいけないなと思っています。毎日更新するのはキツイのですが、これからも出来るだけ書き続けますから宜しくお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 6日 (土)

中央駅のベンツマーク

Stuttgartの中央駅には塔がありその上でベンツマークが回っています。

Benz_1 塔の高さは10階建てのビルほどあり、遠くからでもよく見えます。街の玄関口である中央駅のその一番てっぺんに燦然と輝き、夜も明るく光り、365日24時間、堂々と回り続けているのですからさすがBenz(DaimlerChrysler社) のお膝元の街だなぁと思っていました。

実はこの塔の上に登ることができるのです。駅の建物の一番端からエレベーターで9階へ、そのあと階段で屋上へ登ることができます。

Benz_2 そばで見るBenzマークは巨大でした。それが音も無く淡々と回っているのはBenzの車そのものを象徴しているようでもあり、その会社の企業文化を表しているのではないかと思います。

そもそも広告塔やネオンサインがほとんど無いドイツにしては珍しいほど目立つ看板です。この看板は中央駅だけでなくBenzの本社ビルの上にもありますし、他の街でも見かけたことがあります。屋上に回転する看板を出すことが、Benzにだけ許された特権のように感じることもあります。

Benz_3 この駅舎の塔ですがStuttgartのメインストリートであるケーニッヒ通りの正面に位置します。なので屋上からの眺めはケーニッヒ通りを中心として町の中心部が一望できる絶好の場所になっています。

Benz_4 展望は360度です。右の方を見ると丘の斜面に立ち並ぶ家とブドウ畑が見えます。手前に写っているのは駅舎とプラットフォームの屋根です。

Stuttgartを一望できる中央駅の塔の上、この町を代表する企業であるBenzの看板が街を見渡すように回り続け、そこには誰でも無料で行くことができる。360度、Stuttgartの風景を眺めながら、Stuttgartの縮図がここにあるのではないかと考えていました。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

*+*プライベートな蛇足*+*

この塔の中、Stuttgartの新しい駅の計画がパネルなどで説明されている展示室になっています。そのお話はまた次回に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 4日 (木)

ドイツの祝日

新年なのでドイツの一年を見るつもりで祝日のお話をすこし。

まずドイツの年間の祝日をリストアップしてみます。祝日によっては毎年日にちが変わるものもありますので日付は2007年のものです。

1月1日 新年
1月6日 東方の三博士の日 
4月6日‐9日 復活祭(金曜日から月曜日休み)
5月1日 メーデー
5月17日 キリスト昇天祭
5月28日 聖霊降臨祭の月曜日
6月7日 聖体の祝日
10月3日 ドイツ統一の日
11月1日 万聖節
12月25日、26日 クリスマス

これはStuttgartのあるWaden-Wuerttenberg州の祝日です。祝日は州によって違いBayern州などは8月15日もマリア昇天祭でお休みです。また、復活祭は春分の日のあとの最初の満月の日の次の日曜日と決められているのでその年によって3月末か4月末の間で変わります。そしてそのあとの6月までの祝日も復活祭に合わせて毎年違う日になります。

Photo_186 州によって休日が違いますが、1年間で10日から12日。日本の休日はもっと多いですよね。それとドイツの休日のほとんどがキリスト教の祭日なのにもすこし驚きですね。日本では政教分離といって政治と宗教は切り離すもの、という考え方が一般的ですがドイツでは政党の名前ですらキリスト教民主党とかキリスト教社会同盟といったキリスト教を謳った政党が多くの支持を集めています。(写真は本文と関係なくUlmの教会です)

こういった難しい話はまた別の機会にして、今日は祝日の話でした。年間の祝日を眺めてみると気がつくのは、春の5月と秋口から新年にかけて休日が多く、逆に1月から3月までは休日がないことが分かります。

Photo_187 クリスマスから新年にかけて祝日も多く、さまざまなイベントもあって街の雰囲気も盛り上がるのですが、年が明けるとその勢いがすーと引いていきます。そして長く暗く冷たい日々を耐えつつ、春が来るのをただ待つだけの本当の冬が始まります。

そして迎えるのがイースター。さらに5月に祝日が3日もあり、春は一気に訪れます。すべての花が一斉に咲き誇るドイツの春です。休みたくもなりますよね。

6月からはもう夏、皆さんそれぞれに休暇をとるし学校も休みなのであまり祝日はありません。一番いい季節は6月から7月でしょうか。8月に入ると秋の気配を感じる風が吹くことがあります。

Photo_188 そのあとは秋から冬です。枯葉の舞う10月から11月、これはクリスマスに向けての前奏曲のような気がしますし、またそれが寒い冬を楽しく過ごすための知恵のようにも思えます。クリスマスを楽しみに待つ。大人も子供もそれを楽しみに待てる社会の工夫があります。寒さも暗さもそれで気にならなくなり、今年のように暖かい冬ですと気分が出ないなどと思ったりもします。

クリスマスで気分は最高潮に達し、その余韻を持って新年を迎えたあとは何もないのです。これから3ヶ月、イースターが来るまで何もない冬ですが、ドイツの人たちがどう過ごしていくのか、ハイクオリティライフはあるのか、ブログの中で一緒に見て行きたいと思います。

今年もよろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

***プライベートな蛇足***

今年もいよいよ始動ですね。いつまで続けられるか分からないこのブログですがせっせと更新して行こうと思いますので時々は覗いて下さいね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年1月 2日 (火)

仕事始め

ドイツでは新年は1日のみお休み。なので2日から普通の日になってしまいます。

とはいえ私の会社で出社しているのは2割かもっと少ないぐらいですね。たぶん今週は休んでしまう人が多いでしょうから静かな日々が続きそうです

Photo_185 ドイツでは個人個人で休暇を取るので日本のように一斉に休むことはなく、今日のように他の人が休んでいてもあまり気にせず仕事をする、というようなことを以前このブログに書いたのですが、どうも違うようでした。

会社の中で、こう休んでいる人が多いと仕事する気が起きないね、という声が聞こえてきました。やはりドイツの人も同じなんですね、私も今日はそういう気持ちでした。

Fra_8 そういえば Guetes Neues Jahr と声をかけてくれるドイツの同僚の声の小さいこと。あ~ぁ、やってられないわ、という気持ちが見事にこもっていました。 やはり新年の仕事始めはみんなで一斉に元気よく始めたいものですね。

個人主義、という言い方は少し古いのかもしれませんが、全体に合わせる事よりも個人の都合を優先する、という生き方がドイツ的かなと思っていたのですが仕事始めの日の感想にドイツの人の普段見えない別な側面をチラッと見た気がしました。

写真と本文は関係ありません

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

+++プライベートな蛇足+++

お昼ごはんを食べに一軒しかない日本食レストランへ行ってみました。こちらも今日から仕事始め。お店に入った瞬間、いらっしゃいませ、今年もよろしく、と元気の良い声で迎えてくれました。やっぱりこうでなくちゃね。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年1月 1日 (月)

年越しの花火

A Happy New Year !   Gutes Neues Jahr !

2007年が始まりました。今年もごひいきの程、よろしくお願いいたします。

ドイツではお正月は特に何もないただの休日なのですが、大晦日から新年へ日付が変わるときは大いに盛り上がります。全国津々浦々、どこもかしこも新年を祝って打ち上げ花火でパーン、パーンと大騒ぎをします。

Photo_176  Stuttgartは盆地のような土地ですので中心部を見下ろす絶景の場所がいくつもあります。丘の上から花火を見下ろすと綺麗だろうなと前々から思っていて、今年やっとそれが実現しました。

Photo_177 気の早い人は夜になると花火を始め、9時、10時頃には頻繁に花火の音がします。11時を回るとそんなに早くやってしまうと12時になったときに打ち上げる花火がなくなってしまうのではないかと思うほどあちこちで打ち上がります。

Photo_178 日付の変わる15分ほど前に坂道の途中の景色の良いところに行ったのですが、既にたくさんの人が集まっていました。みんな考えることは同じなんですね。ここからは街を見渡すことが出来てあちこちで花火が上がっているのが良く見えます。

時計の針が12時を指すと一気に盛り上がります。街の中の何十、何百というところから次から次へと花火が上り、休むことなく続きます。写真では上手く伝えられませんが見に来て本当に良かったと思うほど感動的なシーンでした。なのでビデオも撮ってますので見てみてください。 「Hanabi.wmv」をダウンロード

Photo_180 見に来ている人は若い人が多く、打ちあがる花火を見ているだけでなく自分たちも花火を始める人も居ます。ここは広い幹線道路なのですが、道の真ん中に花火を置いて通る車すら止めてしまっています。

ベルリンなど大きな町では日本の花火大会の時のような大輪の花火が上がるようですが、基本は自ら楽しむことですので皆さん事前に花火を買ってきています。

Photo_181 Photo_182 スーパーなどでは年末が近づくとこうした花火を売り出します。手で持って楽しむような穏やかな花火ではなく、みんな打ち上がってパーンと音がするようなものです。

しかし、この花火、一年のうちでこの新年を迎えたこの時しか打ち上げてはいけないそうです。それだからこそ新らしい年を祝う気分は盛り上がりますし、もし毎日やっていたらうるさくて迷惑ですよね。それにしても一晩でどれほどの花火が消費されるんでしょうね。

2007年を迎えたこの日、Stuttgartの花火は1時近くまで打ちあがり続けていました。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

***プライベートな蛇足***

大晦日の夜10時、雨が降り始めました。風も強くなって今年は花火を見に行くのをあきらめようかと思ったのですが11時を過ぎると雨も風もぴたっと止みました。そして花火もひとしきり終わった1時頃にまた降り出したのです。天も花火を見たかったのかも?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »