« 2007年1月 | トップページ | 2007年4月 »

2007年2月

2007年2月28日 (水)

街の看板

月曜日に車で会社へ向かっていると街じゅうの看板がTOYOTAになっていてびっくりしました。

Toyota2 ドイツでは街角に大きな看板が立っているのを良く見かけます。日本と比べてもその数はかなりのものではないかと思われます。それにバス停などにもポスタースタイルの広告が出ていますし、広告塔とも言える円柱形の建物が町の片隅に立っているのも良く見かけます。

Toyota1 それらの広告媒体のほとんど全てが一夜にしてTOYOTAのAURISという車のポスターに変わっていたのです。しかも実にたくさんの種類の写真が使われています。ざっと数えても10種類は下らないと思います。

Toyota4 一体どうしたと言うのでしょうね。ドイツ中の看板をTOYOTAが買い占めた感じです。それだけTOYOTAが販売に力を入れていると言うことなのでしょう。

Toyota6 Toyota7

Toyota8

このTOYOTAの車、AURISという新しい車です。ドイツで言うとVWゴルフやAUDI A3と同じランクの車です。カローラベースとは言われていますが欧州向けに開発された日本よりは幅広のプラットフォームです。日本でもAURISという名前で昨年の10月から販売されていて、毎月4000台ほど売れているようです。

Toyota5 これだけ看板が街じゅうにあふれているのにテレビではこの車のコマーシャルを見ていません。あまりドイツのテレビは見ないので本当の所は分かりませんが、広告塔にこれだけ露出しているのにテレビはさっぱりというのも不思議ですね。と言うことはテレビよりも広告塔や看板のほうが宣伝効果は大きいと言うことなんでしょうか?何となくコンサバなドイツ的社会を感じますね。

ちなみに円柱形の広告塔ですが、この中は変電設備が入っているらしいです。つまり日本で言うと電信柱の上にあるトランスがドイツでは円柱形の広告塔の中にあるようですよ。

ドイツ中が同じようにTOYOTAのポスターに埋め尽くされているのかと思うと日本人としては微妙な感じですね。でもそれだけTOYOTAもドイツに根を下ろしているということかもしれません。

しかし、それ以上に街の広告塔や看板の重要性を改めて思い知らされました。テレビで繰り返し繰り返しCMが放送されるよりは看板や広告塔のほうがドイツの人の心に訴えるものがあるのでしょう。平穏な安寧を求めるドイツの人たちの気持ちが広告塔と看板に現れているような気がしました。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ランキング下落中!!ヤバっ!

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります。

***プライベートな蛇足***

週末も日本から出張して来た人の対応で何も出来ませんでした。だけど、フランクフルトでおいしいラーメンを食べてきました。いつかブログで書いた夢谷です。大変結構でした。

ところで記事を更新しないとランキングがいきなり下がってしまいます。逆に記事を更新すれば多くの方にクリックして頂いていたのだなと改めて感謝の気持ちが湧いてきました。これからもよろしくお願いします。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年2月22日 (木)

出会い系パーティ

街角のこんな看板が気になりました。

Photo_273 30歳以上の人を対象にした出会い系パーティですね。手作り風の質素な看板ですから地元の青年団みたいなクラブが主催しているのかと思ったらこれが結構大きな組織でやっているようなのです。毎週週末に、ドイツ各地の数都市でパーティーを開催しているようですので全国ブランドなのかも知れません。ネットで見てみるとパーティー会場で撮った生写真があり、それを見ると皆さん本当に楽しそうで、どこの会場でも大そう賑わっているようです。しかし、参加者の写真を撮って、それをネットに載せて、希望者にプリントして売っているのにはビックリ。プライバシーの領域だと思うのですけど平気なんでしょうか?

Kwick この看板もパーティーですが、KWICKというのは日本で言うとミクシーのようなものでしょうか。ネット上に個人のページがあって日記を書いたりコミュニティーに参加したり、チャットしたりとネット世代の若い人たちのコミュニティーですね。この看板はそのコミュニティーのオフ会なんでしょう。これも出会い系かもしれませんね。しかし、このKWICKも日本と違い参加している人がネット上の自分のプロフィールやアルバムのページに写真を堂々と載せているのが驚きです。日本のミクシーで自分の顔の写った写真を載せている人は有名人か顔を売りたい人ぐらいで普通の人はキャラの写真などを貼っていますよね。ドイツの人は自分をアピールしたいのかな?それともバーチャルではなくリアルの世界での出会いを期待しているのかな?と不思議に思っています。

Photo_274 この看板もパーティへのお誘いですが、こちらは若い人向けのパーティー専門のようで、いろいろな企画をして人を集めています。というよりクラブのような所なのでしょうか。ちょっと覗いてみたいけどおじさんは入れてくれないかもしれませんね。ここもネットで見てみたらパーティーの生写真が一杯、ディスコのような所ではじけるティーンエージャーの若さがムンムンです。

こうしてみるとドイツではさまざまな形で一般の人を集めるパーティーが開催されていて、どこも大賑わいのようです。

Photo_275 そして出会いのあとに目指すのは結婚ですね。この看板は結婚メッセの案内です。ドイツ各地で開催されStuttgartでは毎年1月に開催されているようです。このメッセでは結婚式で必要なあらゆるものが出展されています。ドイツでは新郎新婦や友人たちによる手作りの結婚式とパーティーが一般的なようですから、こうしたメッセに行ってあれこれと結婚式の計画を練るんでしょうね。春もう間近、というところです。

あれこれ見てみるといろいろな形での出会いの場があるんですね。日本で出会い系というと少し意味が違う様ですが、ドイツでは人と人のリアルな出会いを楽しみ、求めているように感じます。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ランキング参加中

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります

***プライベートな蛇足***

使った写真はいつも行くスーパーの前に出ていた看板を写真で撮りました。看板にある日付を見ると1月末か2月始めですね。ということでお気づきかと思いますがこの記事はその頃書こうと思っていた内容です。すこし時期がずれました。

実は毎日記事を書いているように見えるかもしれませんが日曜日にまとめて書いたりすることが多いのです。それを時間指定で公開しているので更新がたくさんある週とさっぱりの週が出来たりしているんです。さて、今週末はどうかな。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月21日 (水)

クレーンに見る文化の違い

今日は少し男の子向けの話です。

Photo_256 前々から不思議だったのですが、ドイツはどこへ行ってもこの写真のような「やじろべえ型」クレーンが建築現場に立っています。日本のものとは形が違いますよね。日本はアームが斜めに延びた「カマキリ型」クレーンが一般的だと思います。この違いは一体どうしてだろう、というのが前々からの疑問だったのです。

最近、私の勤める会社の近くで大きな建設工事が始まり、大きなクレーンが6基も立っていてますますこの疑問が頭を持ち上げてきたのです。

Photo_261 まず、ドイツのクレーンの動きを見てみると、アームの高さは固定で左右に回転します。そしてそのアームに取り付けられた荷物を吊るすフックがアームに沿って前後に動き、そしてロープで上下します。つまり3つの動作をするのです。

Photo_258 日本のクレーンはどうでしょう。アームが左右に回転するのは変わりません。フックはアームの先に取り付けられ、アームを伸ばしたり縮めたりすることで吊り下げたを前後に移動させます。そしてロープを巻き上げてフックに吊るしたものを上に持ち上げることが出来るのです。しかしそれだけではなく、アームの角度を変えることでも物の位置と高さを変えることも出来るのです。

つまりドイツのクレーンは3つの動作、日本のは4つの動作が必要なんです。何故だろう?とまた考えます。

Photo_262 ドイツのクレーンは建てるビルの外側に塔を立てますが日本ではビルの最上階にクレーンがあるのが普通です。ビルが出来上がって来るに従ってクレーンも上へ上へと登っていくんです。ドイツのクレーンは最初から必要な高さの塔を立ててしまいますし、建築現場を全てカバーするだけの長いアームも必要です。こうしてみるとドイツのクレーンは広い敷地が必要で、日本のクレーンは狭いところにビルを建てるのに適しているのかもしれません。

Photo_263 ちなみに、日本でビルが完成したあと、クレーンはどうするかご存知でしょうか?まず屋上に残されたクレーンより一回り小さいクレーンを屋上に引き上げ、それを取り付けて大きい方のクレーンを下に降ろすのです。そして更に小さいクレーンを引き上げ、同じことを繰り返します。最後に、手で運べるほどの小さなクレーンとなって、それをエレベーターで下へ運ぶのだそうです。

ドイツと日本のクレーンを比較してみて、それぞれのお国の事情の違いで本来機能的に最適な形に発展するはずの建設機械も違った形になって普及しているということが分かりました。このことはクレーンだけでなく人間にも当てはまるのかも。。。長いことドイツで暮らしてきた私は次第にドイツ的な合理性を身に付ける人間に代わってしまっているかもしれませんね。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←クリックよろしくお願いします。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります。

*+*プライベートな蛇足*+*

この記事、実は以前にも書いたのですが何らかのミスでうまく登録できずに消えてしまいました。同じことを2回も書くのは気が進まなかったし、皆さんにはあまり面白話じゃないかなとも思ったのですが、どうしてもこのことは書いておきたくて書かせてもらいました。おかげさまで少し胸の使えが取れた感じです。

しかし、このドイツのクレーンはどうやって立てるのでしょうか?クレーンを組み上げるためのクレーンが要るような気がしてきました。新たな謎です。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月20日 (火)

ドイツのバーゲンセール

少々古い話になってしまいますが、ドイツでは1月から2月にかけてバーゲンセールのシーズンでした。

Photo_268 ドイツではバーゲンセールを行うことも法律で規制がかかっていてお店が勝手にバーゲンセールをすることは出来ません。基本的には冬と夏に在庫一掃セールを行うことが出来るだけです。日本で言うと過当競争防止法みたいなものでしょうか、お店が独自にバーゲンセールをすることを禁じて不要な競争を行わせないようにしているのです。ある意味で中小の小売店保護でもあり、社会秩序維持でもあり、従業員の労働環境保護でもあるのかもしれません。まるで共産主義の計画経済を思わせるものがあります。

Photo_269 また、小売店は問屋さんへ注文して商品を仕入れるのが普通でしょうが、メッセで商談をする場合も多くあるようです。それゆえにドイツでは実に多くの種類のメッセが毎週どこかで開催されています。これは中世の封建社会における同業者組合の「ギルド」の名残りだろうと思っています。ドイツではいまだに職業別の規定や制度、それとマイスターと呼ばれる親方を中心とした徒弟制度のなどの名残があちらこちらに見え隠れしているように感じています。
さて、小売店は自分が扱う商品のメッセに出向き、そこで商品を見て、商談をして、商品の仕入れをするそうです。ですからかなり量の商品を一気に仕入れる場合もあるでしょう。

Photo_271 また、ドイツでは返品が利かないという話も聞いたことがあります。一度仕入れた商品は小売店が買い取るという仕組みです。全ての商品やお店がそうなのかどうか分かりませんが、返品が出来なければ売れない品物の在庫を抱えるリスクがありますね。しかも勝手にバーゲンは出来ない、ということで年に2回の夏冬のバーゲンが必要なんだそうです。

Photo_270 冬のバーゲンは「WSV」、夏は「SSV」とお店のショーウインドウに大きく貼り出されています(冬物一掃セールみたいな意味です)。「%」という記号もバーゲンを意味しているみたいですね。
で、実際のバーゲンセールですが私が見る限り「売れ残り処分」という感じです。良いものはバーゲン対象外だったりしますし、日本のように何か目玉商品があるわけではなく、ワゴンに群がり奪い合うように商品を探すという光景もないようです。ただ、日本の百貨店もドイツに進出しているのですが、そこのバーゲンはブランド物が多くありますので日本人客で大変な騒ぎになります。Stuttgartにもお迎えのバスが来てミュンヘンのM越デパートのバーゲンセールへの買い物ツアーもあるほどです。

Photo_272 ドイツの人は普段からブランド物に強い執着心があるわけでもなく、着るものも持つものも質素と言えると思います。節約は美徳という考え方をしますからバーゲンセールは買い物のチャンスなんでしょうが、それでも衝動買いはせずに慎重に商品を選んでいる人を見るとこれぞドイツだと思わせるものがあります。安いから飛びつくのではなくしっかりと商品を見て、それを買う理由が明確になって始めて商品を購入する。こういう消費行動もドイツのハイクオリティライフの一つかもしれません。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←クリック多謝。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあるもんです。

*+*プライベートな蛇足*+*
ドイツのファッションもここ10数年で随分進化したと思います。昔々はデパートに行っても本当にダサーイ物しかなく、洋服の色も画一的で売り場を見渡しても4色か5色ぐらいしか目に入らなかったりしたものです。それが今では若い人のセンスは国際化し、有名なお店のショーウインドウが並び、個性あるファッションで飾られるようになりました。
それとドイツの服は日本人の体型には全く合わず、特に袖が長くてスーツやジャケットは既成のものは買えませんでした。それが、最近ではサイズのバラエティーも増え、私にぴったりのものが直ぐに見つかります。
時代と共に進化する、とも言えますが私の好きな南ドイツのハイクオリティライフが少しずつ変わっていくような気もしています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月19日 (月)

カーニバルの季節

今週はカーニバルが行われ、仮装パレードなどで街中が大騒ぎする日です。

Photo_267 日本語では謝肉祭と言いますがこれは復活祭の前には断食をするため、その前にお肉をたくさん食べておこうという習慣から来た名前のようです。また、カーニバルは春の到来を喜ぶお祭りからの由来とも言われています。呼び名は地方によって異なり、Stuttgartあたりの南ドイツではFasching(ファッシング)と呼んでいます。

今は宗教的な香りは随分無くなってきているようですが、カトリックの多い地域の方がカーニバルは盛んです。例えばデュッセルドルフやケルン、ミュンヘンなどはこの時期、街中がお祭り気分になりますがStuttgartはそれほどでもない感じです。

Photo_264 カーニバルの盛り上がりは前の週の木曜日から始まります。この日は女性の日とでも言うのでしょうか、日ごろ抑圧されていた女性がこの日ばかりは男たちをやっつけろ、と男性の締めているネクタイをチョキンと切ってしまうんです。すいぶん昔、デュッセルドルフに住んでいたのですが、そのときはこの木曜日には必ず職場の女性にネクタイを切られたものですが、Stuttgartの女性はおしとやかなのか、かつて切られたことがありません。(写真は金曜日にミュンヘン事務所へ行ったときに壁に飾られていた戦利品のネクタイたち)

月曜日はローゼンモンタークと言ってバラの月曜日(Rasen=騒ぎ狂うという言葉から来ていると言う説もあり)で、カーニバルのパレードが行われます。とはいえ、私はStuttgartでパレードを見たことがありません(毎年月曜日ですからね、お仕事中です。ネットで調べたら今年は20日の午後1時からパレードらしいです)。デュッセルドルフやケルンではメインストリートを満艦飾に飾り付けられた山車が何台も連なってパレードが行われ、周りで見ている人もみんな仮装していてお祭り気分が盛り上がります。

Photo_266 Stuttgartでもスーパーの衣料品売り場で仮装用のコスチュームを売っていました。動物の着ぐるみスタイルやお姫様風ドレスなど、童話の登場人物をイメージさせるものが多かったように感じました。こども用がほとんどのようですから学校や幼稚園で仮装イベントがあるんでしょうね。

Fasching この写真の垂れ幕のような看板は近くのスポーツクラブで行われるファッシングのパーティのものです。たまたま通りかかったら天使やお姫様に仮装した子供たちの姿が見えました。そういえば、うちの娘もピーターパンの姿になっていたなぁ、と昔を懐かしく思い出してしまいました。

このカーニバル、今週の水曜日まで色々なイベントがあり、その地方独自の習慣でお菓子を食べたりパンケーキを食べたりと様々な行事が行われるようです。

長い冬もそろそろ終りに近づき、春を待つ期待感の高まりと共にカーニバルに熱狂する人々。冬の季節が厳しければ厳しいほど春は待ち遠しいものです。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←このあたりぽちっとお願いします。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります。

***プライベートな蛇足***

カーニバルと言えばブラジルのリオのカーニバルが有名ですね。情熱的な国民性のようですし、季節も夏なのでものすごい熱気がありますね。ドイツのカーニバルもそれなりの味わいがあります。それにしても世界的なお祭りなのに日本には入ってきていないんですね。何事も外国の真似をして便乗するのが好きな日本ですから、そのうちどこかの町で始まるのかな。。。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2007年2月18日 (日)

鉄道模型のメルクリン

鉄道模型は趣味の王様と言われているようですが、南ドイツには世界的に有名な鉄道模型の会社の一つであるメルクリン社があります。

Photo_248 鉄道模型は女性にはあまり興味の無い世界かも知れませんが、男性であれば子供の頃に興味を持っていたか、少なくともメルクリンという名前は聞いたことがあると思います。そして大人になっても鉄道模型マニアは多く残っていてメルクリンはその頂点に立つメーカーなのです。

Photo_249 メルクリン社は1859年の創業、ブリキのおもちゃを作る会社としてスタートしています。メルクリン社がその地位を築いたのはHOゲージを世の中に送り出し、それが世界の標準ともいえるほどに普及したことからでしょう。

Photo_252 精密に再現された車両を目の前にすると所有することの高揚感とそれを遠隔操作で自由に操れることによる興奮で鉄道模型の世界に引き込まれていってしまうのです。線路も自由にアレンジし、その周辺のジオラマにも凝って、トンネルあり鉄橋ありと、夢はどんどん膨らむのです。私も小学生の頃から中学生にかけてかなり凝っていた時期がありますのでメルクリンと聞くと懐かしさとともにその頃の憧れが胸に込み上げてきます。

Photo_253  そのメルクリン社にもミュージアムがあると聞き、行ってみることにしました。ゲッピンゲンという町はStuttgartから東に50kmほどのところにある自然に囲まれた町です。実はこの町の近くにホーヘンシュタウフェンというそれほど高くはない山があるのですが、この山は遠くからも見え富士山のような綺麗なシルエットをしているんです。随分前にその山に興味を持ってわざわざ見に行ったことがあるのですが丘陵地帯にポツンと飛び出したような山で、遠くから見える割には高くないことに驚いた記憶があります。
Photo_254 さて、メルクリンミュージアムですがゲッピンゲンの街外れにあります。ホームページに載っている住所から移転していますので行かれる方は気をつけてください。  新住所はReutlinger Str.2 です。

Photo_255 広いフロワに入るとHOゲージの大きなレイアウトが目に入ります。たくさんの列車が精巧に出来たジオラマの中を走り回っています。ドイツの特急電車が来たり、蒸気機関車が来たりと次々と走り去る電車を飽きずに眺めていました。
その他、ミュージアムらしく古い時代の模型の展示や、子供が実際に操作できる模型もあります。
土曜日の朝、10時少し前に着いてしまったのですがミュージアムのオープンは10時からでした。なのに10人ほどの人がオープンを待っているのです。子供連れの人も居ましたが、大人同士であったり夫婦で来ていたりと、鉄道模型の趣味の裾野の広さを感じさせてくれました。

ジオラマの中を自分が思うがまま本物のように電車を走らせるということが、ドイツ人の好む職人の巧みさと気質として持つ厳密さの両方を満足させるのではないでしょうか。正にドイツ人好みの趣味の王様と言えるのかも知れません。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ランキング下がり気味。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録してます。

*+*プライベートな蛇足*+*
ミュージアムには製品の販売所も併設されていてたくさんの模型を売っています。ショーウインドウにあった深緑色の気動車が気に入って欲しくなってしまいました。昔の血が騒ぐって感じですか。。。だけど300ユーロ以上もするので衝動買いは思いとどまりました。うちに帰ってネットで調べるとメルクリンの機関車は日本では6万円とか7万円の値段が付いていて驚きです。ドイツ価格の1.5倍です。

久しぶりの更新となりました。昨日は日本ブログ村の総合ランキング8296位と過去最低を記録してました。これからまたがんばって書きますのでよろしく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 6日 (火)

巨大な風車

最近、風力発電の風車がニョキニョキとあちこちで増え続けているように感じます。

Photo_243 Stuttgartの街にはありませんが、車で東に向かって少し走ると多くの風車が見えてきます。この辺りはシュベビシュアルプと言って丘陵地帯です。アウトバーンを走っていると標高785mという看板があり、アウトバーンで一番高いところらしいです。Stuttgart近辺は標高が400~450m程度ですのでこの400mほどの標高差を登っていくアウトバーン8号線は急なカーブの上り坂で大きなトラックにとっては難所になっています。しかしそれでも速度無制限です。(ちなみに下りは80kmの制限が掛かっています)

この様な風力発電の風車が出来始めたのはここ数年のうちですが、特に去年あたりからは急に増えてきたように感じます。ドイツは世界一の風力発電大国で、実に世界の風力発電量の40%はドイツなんだそうです。不思議なのはドイツはあまり風が吹くところではないことです。この写真を撮ったときも地上ではほとんど風は吹いていませんでしたが風車は勢い良く回っていました。上手く出来ているんでしょうね。

Photo_245 風力発電は環境にやさしいクリーンな発電方法であることが普及の要因でしょうが理由はそれだけではないように思えます。ビジネスとしてのメリットもきっとあるのでしょう。 ドイツでも電力の自由化が進み、いくつかの私企業が電力ビジネスに参入していて価格競争が始まっています。

また、風力発電に関する特許もドイツは数多く保有しているそうで技術的にも進んでいるのでしょうね。ドイツは最先端のハイテクには弱いところがありますが発電機などのようなローテクを基にした技術革新では優れている点があると思います。

3_3 ドイツでもエネルギーの輸入量依存度は70%を越えていて、ロシアからの石油パイプラインが生命線のようです。それと原子力発電も全体の20%程度を賄っているようですが、2020年までに全廃されることが決まっています。これに代わる代替エネルギーを開発する必要があるわけですね。

環境先進国であるドイツの面目躍如と思われる風力発電の風車群ですが、必ずしも歓迎されているばかりではなく、近所の住民にとっては迷惑なもののようです。風車の回る音がうるさいですし、風車の羽が太陽を横切ると影が大きく動き気になります。そして何より景観が乱されます。なので最近では海の上に風車が作られているそうです。

環境か景観かそれともその他の代替エネルギーを探すのか。いずれにしろハイクオリティライフを犠牲にすることはないでしょうがドイツの模索はまだまだ続くようです。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここがホームグラウンド

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります

+*+プライベートな蛇足+*+

冷蔵庫が突然に壊れてしまったようでまったく冷えなくなってしまいました。外の気温は1度ですので天然の冷蔵庫のようなものですので食品やビールを箱に入れてバルコニーへ出してます。冷蔵庫、電気がなければただの箱、と言いますが折角電気が来ても壊れていてはどうしようもありません。ところでうちに来ている電気はどうやって発電されたのでしょうかね。電気にも製造元の表示とかブランドがあると面白いかも??

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年2月 4日 (日)

テディベアのふるさと

テディーベアで有名なシュタイフ社は南ドイツにあります。ミュージアムがあると聞いて行ってみました。

Photo_233 Stuttgartから車で1時間ほど東へ向かったギンゲンという町がテディーベアのふるさとです。1880年創業と言いますので今から120年以上も前、19世紀末の世の中がどんどん発展し、変わっていく時代です。マルガレーテ・シュタイフという女性が始めた小さな洋裁店でぬいぐるみを作り、それを甥が市場で売っていたそうです。
Photo_234 マルガレーテは小児麻痺で足が不自由だったので車椅子での生活だったようですが、裁縫の腕前は一流で彼女の作るぬいぐるみは人気を集めたくさんの注文が来て、次から次へとぬいぐるみを作って行ったそうです。洋裁店は会社組織となり親類も加わって次第に事業が大きくなっていったのです。
Photo_235 ギンゲンの町には今でもシュタイフ社の本社と工場があり、その隣にミュージアムがありました。外観は写真のように上に行くほど広がっていく円柱形で、その外観だけを見ても質感の高い興味をそそる良いデザインだと思います。よく見ると窓から大きなテディーベアが外を眺めていますよ。

Photo_236 Photo_237 中に入ると1階がシュタイフ社の製品の売り場になっています。ぬいぐるみだけかと思いましたが子供服も売っていたのには少し驚きです。

ミュージアムの入り口はお店の端のほうにあります。レジで入場料8ユーロを支払い、しばらく待っていると中に案内されます。

Photo_238 何人かまとまってのガイドツアーになっていて、ドイツ語と英語、そして何と日本語のツアーもあります。もちろん日本語を希望したのですがツアーと言っても私一人でした。
最初の部屋に入るとそこはマルガレーテの裁縫室になっています。展示してあるものがひとりでに動いたりしながらシュタイフ社がどのように始まったのかマルガレーテが解説してくれます。

Photo_239 次の部屋は人形の工房のようになっていて、どのようにぬいぐるみが作られていくか解説してくれます。そして、、、これはチョット驚きなので詳しくは書かないことにして、、、次は3階です。そこはファンタジーワールドのような物語仕掛けになっていてアメリカに送られたはずの3000体のぬいぐるみが行方不明になっているというストーリーに従っていくつかの部屋を巡り歩いていくのですが、寸分の隙も無いほど見事に出来上がっています。
Photo_240 ツアーはここまでで2階に降りると多くのぬいぐるみやシュタイフ社の歴史が分かるような展示と、ぬいぐるみの作成を実演しています。二人の女性が机に座り細かい手作業をしていました。実際に目の前で作っている姿を見ると難しさが分かります。
ミュージアムは子供向けの内容ではありましたが、大人でも十分楽しめます。それにシュタイフ社の企業としての姿勢というようなものが感じられます。マルガレーテの言葉に「子供にこそ最良のものを」というのがあるそうですが、それがシュタイフ社を表している気がしました。いい物を作る、しかしそれは企業としての自己満足ではなく子供に最高のものを提供したいと言う気持ちの現れではないかと思います。

Photo_241 ぬいぐるみの値段は高いですが、それはブランド物だから高いのではなく子供のためを思う気持ちがたくさん詰まっているから高いのでしょう。この博物館を外から見たときに感じた高級な質感もこのシュタイフ社のポリシーが現れているんですね。
南ドイツ、特にシュバーベン地方の人は独立心があり、粘り強く、創意工夫が得意で、家族の絆も強いと言います。シュタイフ社もシュバーベン人だからこそ小さなお店から始めて世界中に名の知られる大きな成功を収められたのでしょう。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々と登録しました。よろしかったら覗いてみてください。

***プライベートな蛇足***
Photo_242 うちの子供たちが小さいときに何体かシュタイフのぬいぐるみを買ってあげたことを思いましました。耳に赤いタグがボタン止めされているので直ぐに分かりますね。黄色いタグに赤い文字は普通の製品、白いタグだと限定品だそうです。子供たちに今更ぬいぐるみでもないだろうから小さいテディーベアを記念に買って帰りました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 3日 (土)

ドイツの錦鯉

ドイツで錦鯉が流行っていると言う話を随分前に聞いたことがありました。

と言っても一部のマニアの間での話のようです。そういえば新潟中越地震のときにドイツから山古志村に錦鯉を買い付けに来ていたとかというニュースを聞いた記憶があります。

Photo_231 車でStuttgartの街中を走っていたら鯉のお店を見つけました。ショーウインドウに錦鯉の絵が張ってありましたが、何より「Koi」という文字が目に入りました。通りすがりに見ただけなので中に入っていませんから詳しいお話は残念ながら書けません。

でも、「Koi」専門店があるくらいですからお店をやっていけるだけのお客さんもいると言うことですよね。昔聞いたニュースと合わせて考えるとそれなりの需要はあるのでしょう。

また、日本の錦鯉の中にはドイツ原産の鯉と掛け合わせた品種もたくさんあるようですし、それらが品評会でも良い成績を上げているようです。ドイツに昔から鯉を育てる風習や趣味があったとは思えませんが、このあたりのことは鯉好きな人に聞いてみないと分かりませんね。だけど、長い時間を掛けて鯉を育てる、ということがドイツの人のイメージと重なりません。もしかすると東洋の文化に興味を持っている人たちの中での話かもしれません。それともドイツでも錦鯉を育てることがハイソなステータスなのでしょうか?

それにしても、日本の錦鯉がドイツで生きていると思うと不思議な感じがしますし、錦鯉が両国の文化交流に役立っているわけですね。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはドイツ関連たくさんあります。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあるので、よろしかったら覗いてみてください。

+*+プライベートな蛇足+*+

今日、2月3日は節分でした。最近、日本では節分に恵方巻きといって太巻きを丸ごと食べるのが流行しているようですので私もそれに倣って太巻きを作りました。

Photo_232 あまりにも上手に出来たので特別に写真を公開します。お味も大変結構でした。恵方巻きでは縁起のいい方角を向いて無言で丸ごと全部食べなければいけないそうですが、どちらが縁起がいいのか分からないので取りあえず日本のほうを見て食べました。

写真にも少し写っていますが、大豆を買ってきて豆まきもしました。ドイツに鬼が居るのかどうか分かりませんが、「鬼は外、福は内」とやって、うち中まめだらけになってます。齢の数だけ豆を食べると幸せが訪れると言いますので私もたくさん食べました。。。

南ドイツのハイクオリティライフを目指してはいても結局は日本の暮らしを引きずってます。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年2月 1日 (木)

文化・芸術の伝統

ドイツの文化・芸術というと音楽系のものが多く思い浮かびます。

Photo_225 クラシック音楽ではバッハ、ブラームス、ベートーベンの三大Bと呼ばれる作曲家のほか、ショーベルトやメンデルスゾーン、ヘンデルなど枚挙に暇がありません。それとフルトベングラーやブルーノ・ワルターといった偉大な指揮者も数多く排出しています。オペラの作曲家ワーグナーも忘れてはいけませんね。

文学の方ではゲーテやシラー、ローレライで有名なハイネ、車輪の下のヘルマンヘッセなどが有名です。ちなみにシラーとヘッセはStuttgart近くに生まれています。

Photo_226 多くの芸術家を輩出しているドイツですが、画家で有名な人は思い浮かばないのです。ネットで検索しても知っている名前が出てきません。この芸術的偏りはドイツ民族の気質に関係しているのかも知れませんね。いろいろと考えてみると面白いテーマかも知れませんよ。

前置きが長くなりましたが今日はStuttgartとその近郊の文化・芸術的な環境についてのお話です。

Photo_227 Stuttgartにはオペラ劇場、演劇用の劇場、コンサートホールなど大小さまざまな芸術の場があります。そしてそれらの劇場での上演予定はパンフレットや小冊子になって町のいろいろなところに置かれています。街の中にある案内所に立ち寄ったのでそんなパンフレットを集めてみました。一つ一つ紹介は出来ませんが色々なジャンルのものが毎日どこかで上演されています。

Photo_228 中でもStuttgartで有名なのがバレエです。今はラ・シルフィードがアンコール上演中のようです。ネットで調べたら結構有名な演目のようですね。実は私はバレエを見たことが無いので偉そうな事はいえませんが、是非一度見てみたいと思っています。

Photo_229 ここではバレエが盛んですのでバレエ学校もありますし、バレエ用品を専門に売り店もあります。

優れた芸術が身近にあり、それを育てる環境もあり、それを支える人もいるからこそStuttgartのバレエが芸術として存在し続けることが出来るのだと思います。

Photo_230 オペラやバレエのチケットは一番高い席で100ユーロほどですが、安い席では10ユーロ以下で見ることが出来ます。このように芸術が一部の人の為だけでなく一般庶民にも門戸が開かれているということが、芸術を保護し育成する一番大切なことだと思います。そんな環境に居ることを幸せだと感じています。

     写真は全てパンフレットをデジカメで撮りました。著作権の問題は無いと思いますが念のため。

ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ ←ここはよく見ています。

人気Blogランキング ブログ王へ くつろぐ 人気Blogランキング FC2 Blog Ranking ←色々とあります。よろしかったら覗いてみてください。

***プライベートな蛇足***

音楽系の芸術もすばらしいと思いますが個人的には絵を見るのが好きです。先日、パリのオランジェリー美術館へ行って来た人の話を聞きました。長い間建物を作り直していましたが去年の5月にオープンしたと聞いてから行きたくて仕方がありません。2回ほどチャンスはあったのですが入り口の長い列を見て諦めました。先週行った人も1時間待ちだったそうです。睡蓮の間は地下から2階に移って自然の光が差し込むそうです。移ろい行く光の中にモネの見た四季折々の睡蓮が甦っていることでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年1月 | トップページ | 2007年4月 »